帯状疱疹は、皮膚に沿って分布する神経に沿って帯状に現れる、水ぶくれを伴う発疹(水疱)が特徴的な病気です。数日前から水疱が出現する前には、しばしば痛みやかゆみを感じるようになります。症状は1週間ほど続き、その間に水疱が多数発生します。
子供の頃に水痘(みずぼうそう)にかかると、水痘・帯状疱疹ウイルスが体内に潜伏し、加齢や疲労によって免疫が低下すると帯状疱疹として再発する可能性があります。
帯状疱疹の原因となる水痘・帯状疱疹ウイルスは、成人のほぼすべてがすでに感染していると考えられています。つまり、誰でも帯状疱疹を発症するリスクがありますが、特に50歳以上の年齢層での発症率が高いことが知られています。