大田区の帯状疱疹ワクチン接種費用助成事業

7月1日より大田区の帯状疱疹ワクチン接種費用助成事業が開始されます。

対象者

接種日現在、大田区に住民登録のある50歳以上の方

助成額

不活化ワクチン 10,000円/回×2回
当院では不活化ワクチンのみの取り扱いとなります。ご了承ください。

帯状疱疹とは

帯状疱疹は、皮膚に沿って分布する神経に沿って帯状に現れる、水ぶくれを伴う発疹(水疱)が特徴的な病気です。数日前から水疱が出現する前には、しばしば痛みやかゆみを感じるようになります。症状は1週間ほど続き、その間に水疱が多数発生します。

子供の頃に水痘(みずぼうそう)にかかると、水痘・帯状疱疹ウイルスが体内に潜伏し、加齢や疲労によって免疫が低下すると帯状疱疹として再発する可能性があります。

帯状疱疹の原因となる水痘・帯状疱疹ウイルスは、成人のほぼすべてがすでに感染していると考えられています。つまり、誰でも帯状疱疹を発症するリスクがありますが、特に50歳以上の年齢層での発症率が高いことが知られています。

帯状疱疹ワクチン2種類の比較

生ワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン)
販売名:ビケン
不活化ワクチン(乾燥組換え帯状疱疹ワクチン)
販売名:シングリックス
特徴
  • 1回接種
  • 皮下注射
  • 2回接種
  • 筋肉注射
効果
  • 予防効果:約50~60%
  • 持続期間:接種から7年程度
  • 予防効果:50歳以上で97%、70歳以上で90%
  • 持続期間:接種から10年以上
注意点
  • 先天性及び後天性免疫不全状態の方は接種できません
    例)白血病、リンパ腫、骨髄やリンパ系に影響を与えるその他疾患等
  • 薬剤等による治療を受けており、明らかに免疫抑制状態の方は接種できません
  • 2回接種が必要です。
    標準的な接種期間は、1回目の接種から2か月後に2回目の接種を行います。2か月を超えた場合は、6か月後までに接種してください。
    例)1回目の接種が7月10日の場合
      2回目の接種は9月10日から可能、
      1月10日までに接種
主な副反応
  • 注射部位の痛み、発赤、腫れ、倦怠感
  • 全身症状(倦怠感、筋肉痛、発熱、頭痛等)、注射部位の痛み、発赤、腫れ

受診方法

予約制となりますので、お電話にてご予約ください。

持ち物

大田区民であることがわかるもの(健康保険証・運転免許証等)
※お越しいただいてから専用の問診表をご記入いただきます。

お問い合わせはお気軽に

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